駿林学園の部室のひとつを勝手に占拠する、
学生自治会非公認のクラブ、『コスプレ同好会』。
部員はたったの3人だけ。
同好会立ち上げ当初には、3人以外にも部員がいたのだが、
凛=部長のあまりにも自己中心的、かつ、
いささか風変わりな振る舞いを目の当たりにして、全員、逃げ出してしまった。
和人はそもそもコスプレに興味がないのだが、
生まれついての頼りない性格のためか、凛に振り回されっぱなしで、
いつも凛のわがままに付き合わされてしまう。
夏休みのある日──。
和人は「遊びに来なさい!」と、凛に孤島の別荘へと招待(?)される。
別荘は、古びた洋館だった。
和人が洋館の中に入ると、なぜかメイド服に身を包んだ凛が待ちかまえている。
凛は和人に対して深々と頭を下げると普段とは正反対の丁寧な口調でこう告げる。
「お待ちしておりました‥‥ご主人様」と。
凛はメイド服のコスプレだけでは飽きたらず、本物のメイドに憧れていた。
そこで、この洋館で夏休みの間、メイドになりきって過ごすことにしたのだ。
そして、メイドとなれば、仕えるご主人様が必要‥‥というわけで、
凛は無理やり、和人に自分が仕えるご主人様役を押しつける。
嫌がる和人に、メイドとして奉仕する凛。
そして、2人きりの時には、ご主人様にけなげに仕えるメイドになりきって、
凛は和人にHな『ご奉仕』をするのだった‥‥。続きを読む